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加熱温度と時間を独自に調整した特別なチャーを施したり、島外の肥料を使用せずに完全に島の中で循環する農業システムを構築したり等、マルティニークに数ある生産者の中でも造りの丁寧さで群を抜く孤高の存在。

樽の産地や熱処理の程度、また容積などにより中の原酒は異なる熟成をたどります。
しかしネイソンではそこにとどまらず、異なるセラーや、セラー内の樽の位置によってどのようにアロマが変化するのか、という新しいアプローチを試みています。
今回のボトルはその影響を実証するために作られたといっても過言ではありません。

ネイソンには3つのセラーがありますが、今回のカスクナンバー279は「CHAI VEVERT」という、最も湿度が高く気温が低いセラーで熟成されました。
2018年6月28日にコニャックの新樽へ樽詰めされた時点では600リットルあった原酒が、瓶詰時には480リットルにまで減っていたようです。

裏ラベルには樽が置かれていた位置を明記し、シングルカスク、カスクストレングス、ノンチルフィルターでボトリングされています。商品名の通りネイソン蒸留所を訪れて樽からそのまま飲むような味わいをお楽しみいただける、まさにネイソンのこだわりが具現化したかのようなボトルです。

容量：700ml
アルコール度数：54.2％